お仕事のご依頼をいただき、文庫本の表紙を描きました。
宮本輝さんの「ドナウの旅人」という小説です。
装画のお仕事は初めてで、お話をいただいた瞬間から緊張しっぱなしでした。
それでも、新潮社のデザイナーさんがこのブログを見てくださっていて
「ぜひたてものの絵で」と声をかけてくださったこと、
わたしも旅行が好きなので、旅がテーマの小説に関われたことは
この上なく幸せなことだと思っています。
小説を読み、どこのたてものを描こうかいろいろ悩んだり探ったりするところから
出来上がった本を手にするところまでの過程は新しい経験の連続だったし
終えてしまった寂しさといい、
なんだかこれもまたひとつの旅行のようだったと感じています。
すてきな機会を与えていただき、ありがとうございました!